最終更新日: 2019/06/21 14:45 目下の意味は?使い方や例文5選!類語/ところ/課題/習得/冷酷

「目下」の正しい意味を知っていますか?「目下の目標」などビジネスシーンで使われることが多い目下の意味を正しく知っていないと、恥をかいてしまうかもしれません。ここでは目下の意味を正しく知るために、意味だけではなく使い方や類語も解説していきます。

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目下の意味は?

目下は読み方によって意味が違う

メールを読む人

「目下」という言葉は読み方によって意味が変わってきます。読み方の一つは「めした」で、もう一つは「もっか」です。二つとも同じ漢字を使って表しますが、意味は全く違います。目下を自分が使う時はもちろんですが、メールや手紙などで使われた時のためにも、二つの意味を正しく知っておく必要があります。

目下(めした)の意味|自分より下の人

上司に褒められる人

目下を「めした」と読む時の意味は『自分より下の人』です。年齢や地位、階級や立場などが自分より下なことや下の人を指す意味を持ちます。目下を「めした」と読んで使う際には、目下の人や目下の者などと使われることが多いです。偉そうな印象を与えてしまう可能性が高いので、使う相手や使う場面に気をつけましょう。



目下(もっか)の意味|目の前・ただいま

仕事に追われる人

目下を「もっか」と読む時の意味は『目の前・ただいま』です。目の前やすぐ近くという意味と、現在を表すただいま・今現在という意味があります。当面の間という意味もあります。目下は過去や未来ではなく、今現在を表す意味の言葉です。

目下の使い方は?

目下(めした)の使い方|立場や地位などが下であることを伝える時

機嫌を取る人


目下(めした)の使い方は「立場や地位などが下であることを伝える時」です。上司が部下のことを自分より立場や地位が低いことで目下の者と使ったり、自分が相手より下であることをアピールする時にも使います。『あとは目下の者にやらせます』は、自分より立場や地位が低い人を意味した使い方です。

『私のような目下なものにまで』という時の目下は、相手より自分が下であることを認めている意味になります。明らかに目上な人や相手に媚を売りたい時などに使う目下の使い方です。目下をめしたと読む使い方は、上下関係がハッキリしている状態をアピールすることになります。使い方には注意しましょう。

目下(もっか)の使い方①現在や直近の報告をする時

メールで報告する人

目下(もっか)の使い方1つ目は「現在や直近の報告をする時」です。上司や取引先に対し、進行中の案件の進行具合を報告する時などに使われるのが、目下の使い方の一つです。『とりあえず今はこのような状態です』ということを報告したい時の使い方です。

上司や取引先にビジネスメールを送る時の書き方は、下の記事で解説しています。上司や取引先に失礼があってはいけないので、ビジネスメールの正しい書き方は社会人にとって必要不可欠なスキルと言えます。下の記事を参考に、ビジネスメールの書き方を習得しましょう。



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目下(もっか)の使い方②目の前の目標や課題を伝える時

上司に目標を伝える人

目下(もっか)の使い方2つ目は「目の前の目標や課題を伝える時」です。今現在の目標やさしあたって自分がやらなくてはいけない課題を伝える時に目下を使うことができます。この使い方をする時には、『目下の目標』『目下の課題』というように、目下の次に目標や課題という言葉を付けます。

目下(もっか)の使い方③これから起こる重要な事を示唆する時

未来を示唆する

目下の使い方3つ目は「これから起こる重要なことを示唆する時」です。どちらかと言うと悪い事が起こることを示唆する時に目下を使うことがあります。目下の「目の前」という意味を使う使い方なので、遠い未来というニュアンスではありません。すぐ目の前に重要なことが差し迫っているということを伝える時の使い方です。

目下の使い方例5選

目下の使い方例①あの人は目下の人には冷酷な態度をする

うるさい上司

目下の使い方例1つ目は「あの人は目下の人には冷酷な態度をする」です。部下に対する上司の態度を指摘している目下(めした)の使い方です。この例の場合、上司にあたる人は自分より低い地位にいる人には冷酷な態度をとっていることを伝えています。上司と部下というわかりやすい上下関係があるからこそ、目下が使えます。