最終更新日: 2019/06/21 14:45 45歳の貯金額の平均と中央値|独身男性と女性の貯蓄と老後資金は?
45歳という年齢は貯金や老後のことを考えはじめる最適な時期です。将来に向けて漠然とした感じていた不安が明確になってきたという方も多いのではないでしょうか。今回は45歳の独身、既婚世帯の貯蓄額の平均と中央値、理想の貯金額や老後に必要な資金、更に節約や貯金のコツとお金の疑問や不安を解決します。
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目次
45歳の貯金額の平均と中央値【独身】
45歳の貯金(貯蓄)額の平均と中央値【独身男性】

45歳の独身男性の平均貯金(貯蓄)額は1150万、中央値は600万です。平均額を見て「こんなに貯金はない」と不安になる方もいるかもしれません。ですが貯金額の場合は中央値をみた方がより現実的です。多くの人の貯金額は600万前後といえるでしょう。中央値と平均値の違いは以下のポイントをご確認ください。
中央値とは、全体の数値を順番に並べたときにちょうど「中央」に来る値のことです。例えば、10人中9人が100万円、1人が1000万円貯金しているとします。この場合、貯金の平均値は190万ですが中央値は100万となります。「平均値」だと極端に大きい数に引っ張られてしまうのですが「中央値」はより現実的な貯金額を表しているといえます。
40代になると20代や30代のころよりも、仕事で役職がついたり責任があるポジションを任されることも多くなり、給料が上がり経済的に安定してきます。40代の男性の平均年収は約600万で、これは生活に困らずに貯金が出来る収入が充分にあるといえます。
その上独身となると自由に使えるお金も多く、家族や子供がいる同世代よりも貯蓄は増えるでしょう。独身男性の貯蓄は有価証券や預貯金の割合が高く「すぐに使えるお金」を貯めておく傾向にあります。老後や先のお金よりも、趣味やスキルアップ、交友関係はたまた親孝行など、独身生活を謳歌している方が多いのです。
45歳の貯金(貯蓄)額の平均と中央値【独身女性】

45歳の独身女性の平均貯金(貯蓄)額は950万、中央値は550万です。独身女性は独身男性よりも貯金額若干少なくはなりますが、大差はありません。ですが45歳の女性の平均年収は290万、独身女性に絞っても平均年収390万と男性の平均年収600万と比べると210万も減少します。
いまや東京都では40代女性の4人に1人が未婚と、独身女性は珍しくはありません。ひとりで迎える老後への不安から計画的なお金の貯め方をしなければいけません。更に貯蓄の内訳も独身男性とは大きく異なります。保険や個人年金など「先に備えたお金」を準備している方の割合が高くなるのです。
20代、30代と違い40代は老後をリアルに考え始める時期です。女性の場合40代で独身だと、一生ひとりかもしれないという可能性も視野に入れはじめており、男性よりも高い意識で貯蓄に励んでいる方が多いようです。
45歳の貯金額の平均と中央値【夫婦のみ世帯】
45歳の貯金(貯蓄)額の平均は940万【夫婦のみ世帯】

45歳の夫婦のみ世帯の平均貯金(貯蓄)額は940万です。いまや子供がいない夫婦は日本の世帯全体の約2割を占めます。子供がいないためお金には余裕があるように見えますが、独身者よりもマイホームローンや自動車ローンを組んでいる世帯が多く、高額の負債を抱えていることもあります。
夫婦のみ世帯は共働き率が高く、お金に余裕があるため財布がゆるくなる傾向にあります。1人の子供を成人まで育てるのにかかる費用は約2000万円といわれており、この分を外食や旅行、ショッピングなどに当てることが出来るので仕方ないのかもしれません。
夫婦のみ世帯の懸念すべきことは老後です。子供がいないため、老後はどうしても家族が少なくなり、介護してくれる人がいないかもしれません。自分の力で解決しなければならないことがどうしても増えてしまうのです。今のうちに貯めれるだけ貯めておけば、きっと老後の助けになってくれるでしょう。
45歳の貯金(貯蓄)額の中央値は600万【夫婦のみ世帯】

45歳の夫婦のみ世帯の貯金(貯蓄)額の中央値は600万です。これは独身男性や女性とほぼ変わりません。結婚しているといっても独身のころとあまりライフスタイルが変わらないのが原因のようです。
45歳の貯金額の平均と中央値【夫婦と子ども2人世帯】
45歳の貯金(貯蓄)額の平均は640万【夫婦と子ども2人世帯】

45歳の夫婦と子ども2人世帯の平均貯金(貯蓄)額は640万です。子どもがいるからこそ、しっかり計画的に貯蓄を考えている世帯が多いのでしょう。子どもがある程度成長している家庭も多く、教育費が大きな出費となって家計をひっ迫してくるため、独身男性や女性と比べると貯金平均額は少なくなります。
45歳の貯金額の中央値は220万【夫婦と子ども2人世帯】

45歳の夫婦と子ども2人世帯の貯金(貯蓄)額の中央値は220万です。ここで一気に中央値が下がります。子どもが2人いる45歳の夫婦世帯はほとんどの貯蓄額が220万ということですね。この時期は子育てという今を精いっぱい頑張りながら、将来に向けてのマネープランを夫婦で話し合う必要があります。
この世帯の大きな出費は教育費です。子どもが2人いると、入学や進学、仕送りや家賃負担などタイミングによっては大きな出費が重なり、年収を上回ることもあります。子どもの希望によっては習い事をさせてあげたいのも親心です。専業主婦(夫)の割合も減り、夫婦2人馬力で働いて子どもを養っていく家庭が多くなります。
更に人生の折り返し地点である45歳は、マイホームや自動車ローンに加え、子どもの進学費用も加わりまとまった額の出費がかさむ時期です。そのためローン支払いの途中である家庭は平均1138万もの負債を抱えているのです。