リファレンスの意味とは?データ/プログラミング/レファレンス

あなたは、ビジネスシーンやプログラミング、データ解析の分野でしばしば使われるレファレンス、またはリファレンス(reference)という言葉の正しい意味や使い方を知っていますか。英語の学習にもなる他のIT用語とは?その例文とは?など詳しい内容でお伝えしていきます。

※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。



リファレンス(reference)の意味とは?

リファレンス(reference)の意味とは英語で参考・参照・照合

少人数での会議

リファレンス(reference)の意味とは英語で「参考・参照・照合」の意味を表します。具体的な使われ方としては「I'd like to use the book as a reference for my paper.」「私の論文の参考文献として、その本を使いたいと思っています。」などと使います。

日本語の意味の「参考・参照・照合」とは、簡単い言うと何かを作成する際に他の何かのデータや記述をお手本やヒントにする、またはあるものとあるものの数値や内容が合致するかどうかを確認することに当たります。漢字で表記されることもありますが、リファレンス、またはレファレンスとカタカナでしばしば示されます。

リファレンス(reference)の意味は分野別に異なってくる

IT業界で働く女性

実は、上記でご紹介したリファレンスの「参考・参照・照合」という意味は、それが使われる分野別に異なってきます。その使用される分野を事細かに分けていくとそれは何十種類にもなりますが、日常生活や仕事で活用するのにこれは押さえておきたい、という分野と意味がいくつかあります。

分野別のリファレンス(reference)の意味とは?

分野別のリファレンス(reference)の意味①プログラミングの場合

メールを読む女性

分野別のリファレンス(reference)の意味の1つ目は、プログラミングの分野で用いられる場合の意味です。プログラミングの分野で用いられる場合、しばしば「何かの値を参照しているもののこと、あるいはリファレンスマニュアル」のことを指します。

1つ目の意味は記事冒頭でお伝えしたリファレンスの分野に問わず共通した意味と似ているので問題ないかと思いますが、2つ目の「リファレンスマニュアル」とは、辞書的な使い方をする説明書のことを指します。プログラミングの機能や使い方、注意事項などが記載されており、必要に応じて辞書のと同じ使い方で使います。


分野別のリファレンス(reference)の意味②データ解析の場合

パネル操作する女性

分野別のリファレンス(reference)の意味の2つ目はデータ解析の分野で使われる場合の意味です。この場合例えば「リファレンスデータ」と使われることが多く、これは言い換えると「参照データ」という意味になります。これは、何かの基準となるデータや信号のことで「基準データ」とも呼ばれます。

また、スマートフォンなどのハードウェアでその時期の基準になるもののことを「リファレンス機」と呼びます。これもデータ解析の分野で良く用いられる表現です。「リファレンスマシン」という言葉に置き換えて使用される場合もあります。

分野別のリファレンス(reference)の意味③就職に関わる場合

スーツで笑顔の男性

分野別のリファレンス(reference)の意味の3つ目は、就職に関わる場面で使用される場合の意味です。この場合、この言葉は例えば転職を行う際に、転職希望者が以前勤めていた会社に経歴照会を行うことを指します。リファレンスをとるという言い方もされます。

リファレンスを取るプロセスのことを「リファレンスチェック」あるいは「リファレンスを行う」と言う場合もあります。日本では主に外資系企業や大企業の管理職などの転職時にしか行われないこの作業ですが、アメリカでは働く人ほぼ全員にこのチェックが行われます。どの職場でも責任ある仕事をすることが求められます。

リファレンス(reference)の使い方・例文は?

レファレンスとも呼ばれるリファレンス(reference)使い方例文①

パソコン操作する指

レファレンスとも呼ばれるリファレンス(reference)使い方例文の1つ目は、「メールにてリファレンス資料をお送りしますので、ご参照ください。」です。これは、簡単な言葉にすると「メールで参考資料を送るので、見ておいてください。」という意味になります。


このように、プログラミングやデータ解析の分野のみでなく、ビジネスシーンでもこのリファレンスという言葉を活用することが可能です。相手に何か参考、または参照してもらいたいものを指して伝える際に活用しましょう。また、この「リファレンス」という言葉は「レファレンス」と使っても同じ意味で正しい使い方です。

レファレンスとも呼ばれるリファレンス(reference)使い方例文②

雑踏の中の男性

レファレンスとも呼ばれるリファレンス(reference)使い方例文の2つ目は、「お客様のリファレンスナンバーをお教えください。」です。これは、特にカスタマーサービスなどで頻繁に用いられる表現で、簡単に言うと「お客様の参照番号を教えてください。」という意味で用いられます。

このリファレンスナンバー、またはレファレンスナンバーとは、例えば何かを購入した時に表示される十桁の番号など、カスタマーサービス側がお客さんの情報を特定するために使用する参照番号です。特にネット販売の場合、この番号がないと本人と特定できずサービスが受けられない場合もありますので保存には注意しましょう。

レファレンスとも呼ばれるリファレンス(reference)使い方例文③

笑顔でほほ笑むビジネスマン

レファレンスとも呼ばれるリファレンス(reference)使い方例文の3つ目は、「採用においてリファレンスチェックを行います。」です。これは、特に転職の際に採用側の会社が使う言い回しです。前述した通り、ここでのリファレンスチェックとは経歴照会のことです。

経歴照会というと、何だか自分を疑われている、と感じるかもしれませんが、経営側としては本当に自分の会社で使える人材なのか、以前の会社での仕事ぶりはどうだったか?をしっかり確認してから優秀な人材を確保したいと思うのは当然のことです。このような申し出があった場合も、驚くことのないようにしましょう。

ここまで、「リファレンス」という言葉の意味や分野別の意味の違い、実際に使われる際の例文など詳しくお伝えしてきました。以下の関連記事では、ビジネスでも多く使われる「センシティブ」という言葉の意味や使い方についてまとめています。類語表現もあり、分かりやすいですのでぜひこちらもチェックしてみてください。

Small thumb shutterstock 745884667
センシティブの意味・使い方・類語とは?Twitter/ツイッター

社会人になるとセンシティブ(sensitive)という言葉をよく聞くようになりますよね。センシティブとは複数の意味がありますが今回は、そんなセンシティブと...

【番外編】知っておきたいIT用語は?


英語の学習にもなる知っておきたいIT用語①スコープ

IT会議をするビジネスマン

英語の学習にもなる知っておきたいIT用語の1つ目は、「スコープ」です。これは、「範囲」を表す言葉で、主にプロジェクトの内容の範囲を定義したものを示します。主に情報システムなどの内容を定義する「プロダクトスコープ」と、プロジェクトの作業内容を定義する「プロジェクトスコープ」2種類があります。

プロダクトスコープは、「成果物スコープ」とも呼ばれ、プロジェクトが生み出すサービスや文書などの成果物を定義します。一方、「プロジェクトスコープ」とは「作業スコープ」とも呼ばれ、成果物を生み出すための費用などの作業を定義する言葉として用いられます。

英語の学習にもなる知っておきたいIT用語②オンプレミス

歩くビジネスマンの様子

英語の学習にもなる知っておきたいIT用語の2つ目は、「オンプレミス」です。まず、プレミス(premise)は「構内」「店内」の意味を表し、これが転じて「オンプレミス」はサーバーやソフトウェアなどの情報システムを、使用者が管理している施設の中に機器を設置し、運用することを表します。

オンプレミスは自社構築であるため、柔軟性に富んでおり自社システムとしても使い勝手が良く、またセキュリティの面でも第三者からの影響を受けにくいので比較的安心とされています。昨今のクラウドサービスの急増などの背景から、IT業界でも頻繁に使用される表現のうちの一つとなっています。

英語の学習にもなる知っておきたいIT用語③クラスター

マーケット調査に励む社員たち

英語の学習にもなる知っておきたいIT用語の2つ目は、「クラスター」です。クラスター(Cluster)は「房」「集団」「群れ」の意味を表す言葉で、ネットワーク上の複数のコンピューターを繋げて1つのコンピューターに統合し、処理や運用の効率を上げるシステムのことを指します。

クラスターには大きく分けてHA(High Availability)クラスターシステムと負荷分散クラスターの2つの種類があり、この2つのものから各ユーザーのニーズによって独自開発で使用される場合と、企業がサービスとして提供する場合が生まれます。

英語の学習にもなる知っておきたいIT用語④リポジトリ

少人数での会議

英語の学習にもなる知っておきたいIT用語の3つ目は、「リポジトリ」です。リポジトリとは英語で「貯蔵庫」「収納庫」の意味がある言葉で、アプリケーション開発と時に、システムを作っているデータやプログラムの情報が入ったデータベースのことを表します。

一方で、ソフトウェア開発や保守での各工程のさまざまな情報を一元管理することを表す言葉としてもしばしば用いられます。また、大学や研究機関が研究成果などを電子データなどの形で貯蓄することを「学術機関リポジトリ」と呼び、昨今この取り組みの中での当表現の使用も増えてきているとされています。

英語の学習にもなる知っておきたいIT用語⑤ハッシュ

メールチェックする男性

英語の学習にもなる知っておきたいIT用語の4つ目は、「ハッシュ」です。ハッシュ(Hash)は「寄せ集め」の意味で、昨今、「ハッシュタグ」などの形で耳にすることが多くなっている言葉です。簡単に言うとこれは、データをランダムに見えるハッシュ値に置き換えることで、若者の間でも流行っています。

このハッシュタグの概念ももともとはプログラミングの分野から生まれたもので、特にデータを正確に素早く伝える必要性が高まってきた現在の特にインターネットの世界では重宝されています。このハッシュという概念を用いると、データの改ざんを防ぐことに繋がるとされ、多く使用されています。

リファレンス(reference)を仕事でも積極的に生かそう!

自信のある女性社員

ここまでリファレンス(reference)という言葉の正しい意味、分野別での意味の違い、実際の使い方を例文を用いながらお伝えしてきましたがいかがでしたか?この言葉はプログラミングやITの分野でしか用いられないと思っていて、実は転職活動などでも用いられるという事実に驚いた人もいたのではないでしょうか。

また、英語の学習にもなる知っておきたいIT用語も複数お伝えしました。特にハッシュなどの言葉はITスペシャリストでなくても日常生活で良く耳にするIT用語だと思います。その語源をたどっていくことは特にITの知識を蓄えること、また英語学習を進めることにもつながってきますので、ぜひ参考にしてみてください。

下記関連記事内では、ビジネスでも多く用いられる「プライオリティ」という言葉の正しい意味や使い方について分かりやすくまとめています。当記事同様、明日から使える実践的な表現となるよう、多くの例文も交えてお伝えしています。もちろん、英語表現のご紹介もありますよ。ぜひ参考にしてみてください。

Small thumb shutterstock 681206938
プライオリティの意味・使い方・例文とは?priority/英語

プライオリティ(priority)とはビジネスで頻繁に聞く言葉です。この記事ではトッププライオリティなどの使い方をお伝えします。英語教育が重要視されている...


商品やサービスを紹介する記事の内容は、必ずしもそれらの効能・効果を保証するものではございません。
商品やサービスのご購入・ご利用に関して、当メディア運営者は一切の責任を負いません。